第37話 : フォトエッセイ
2010/2/5

トリ・トリ・トリ

 
 
 
飛行機のことをフランス語ではアヴィオン(avion) という。例えば英語のスキューバ(scuba) 同様、文明発達に伴った造語である。どうやら 「自然の鳥を真似た飛行装置」 appareil volant imitant l'oiseau naturel の各語の最初の字を並べて造ったようだ。物知り顔はこれくらいにして、特に鳥が好きというわけでもない私だが、ヒマラヤ越えをする鳥たちは飛行機を見てさぞかし驚いたろうと思う。また、郊外のヒバリたちはヘリコプターと遭遇して、小さな肝を冷やしたに違いない。因みに、フランスにはヒバリという機種のヘリコプターがあって、昔コンゴで乗ったことがあるが、ものすごい騒音のため、肩を寄せて座っている人とも電話で話すようになっていた。更に、偶然だが、近くの市にはひばりが丘というしゃれた名の地域もある。


巣にヒナがいた!
庭のキンモクセイの繁みに、いつの間にやら巣がかけられていて、我家でこんな光景に出会えるとは考えたこともなかった。実にコーフンした。
(2002/07/16 撮影)
堂々たる行水
三原山の麓で、明るい陽光の下、一羽の烏が憎たらしいほど悠々と水浴びしていた。(2006/04/06 撮影)
付記:さるエネルギー会社が 1992年 「風呂の川柳1500首 ニッポン人には風呂がある」 を刊行した。入選した拙作 「カラスには行水 ニッポン人には風呂がある」 もそこに掲載されている。
さすが軽井沢
残念ながら鳥の出入りは見えなかったが、広い芝生の庭にはしゃれたリスの餌台もしつらえられていて、オーナーの優しさに感じ入った。
(2008/10/08 撮影)
いらっしゃい
今日で10日目くらいだね。つぶしてばらまいておくと、毎日、古いオカキを2切れたいらげてくれるんだよね。・・・ ところで、君はなんていう鳥?
(2010/01/30 撮影)
 
 
( 2010/02/05 )

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